看護師になるために
中学卒業後の看護師コース
看護師という職業にいち早くつきたい、高校へは進学できない、
という事情がある場合など、
中学校を卒業してから進めるコースもあります。
ただし、まず取得できる免許は、准看護師免許になります。
高等学校及び当該高等学校の専攻科へ進める場合は、
5年間の一貫教育を受けて、看護師の国家試験をうけ、正看護師となることが
できます。
看護師として(正確には准看護師として)早く働きたい、という場合は、
中学校卒業又は、それと同等以上の学力があると認められた人が、
准看護師学校(2年)、または、高等学校衛生看護科(3年)で、学び、
准看護師試験に合格すると、
都道府県知事より、准看護師免許が交付され、
病院等で働くことができるようになります。
准看護師という資格が日本にある背景には、戦後の看護師不足に対応する、
暫定的な処置というところがあって、
行う業務の内容的には、正看護師と同様ではあるものの、正看護師ではないということで、
給与水準もやや低めに抑えられているのが実際のようです。
(法律的には、正看護師との違いは、
准看護師籍は国ではなく、都道府県が管理することと
准看護師は看護業務を、医師、歯科医師、又は看護師の指示を受けて行う
(保健師助産師看護師法第6条)こととなっています。)
准看護師に合格して働きながら、さらに進学して、
正看護師の免許を取得する道も開かれています。
また、看護師には、ますます高度な専門的知識や技術が要求されるようになりつつある
この社会の流れの中で、日本看護協会は准看護師制度の廃止の方向を
希望しているようですが、少しでも労働コストを下げたい医師会の反発も根強いのが
実態のようで、准看護師養成校は徐々にへりつつあるものの、
まだ廃止には至らないようです。
(早くから働きながら、さらに正看を目指して勉強をするのは、
本当に大変なことだと思いますが、
食べていくために、まず准看になりたいというニーズも多く、受験者も多いというのが
実態でもあるようで、簡単には決定できない部分も多い問題です。)
2004年(平成16年)には、10年以上の経験のある准看護師の
看護師への移行のための(看護師国家試験受験資格取得のための)
通信制の2年課程も開かれました。
また、平成14年度には、
准看養成学校のカリキュラムの変更が適応され、時間数アップの問題などで、
高等学校の衛生看護科を廃止したところも多く、
高卒の資格と准看護師試験受験資格を同時にもらえるところは全国でも少なくなり、
実際にはかなりハードな内容となっているようです。
5年間の一貫教育を受けて、看護師国家試験に合格するというコースは、
最短で正看護師の資格がとれますが、
実務につくのは5年後からということにはなりますし、
学校自体が、少ないという現状もあるようです。
またその内容も、早くから看護に特化していくため、
途中で進路を変更したくなった場合も選択肢は少なくなり、
よほどの覚悟も必要なコースではないかと感じます。
とにかく、看護師云々にかかわらずとも、
人生というものは、いろいろな要素が絡んだ、選択の連続です。
その時の状況や、自分というものを、しっかりと見つめ、
できることなら、
そのずっと先に、自分が生まれてきた意味、使命みたいなものも見出して、
どんな選択も、ベストだったといえるような自分になりたいですね。
准看から正看になるコースについての詳細は次のページへ
2006年07月14日 11:08