看護師の転職に必要なこと

自分のスキルをチェックする

まずは今の自分の状態を、自分自身でチェックしてみましょう。

自信を持って、確実にできること。
一応経験しているが、まだ不安があること。
まだ一度も経験したことがないこと。

それぞれ、あると思います。

看護学校で実習した内容と、
現場での経験は、やはりずいぶん違うところもあるでしょうし、
いろいろな科によって、経験できることと、できないことがあるのも当然ですので、
良い悪いではなく、
今の自分のスキルを、客観的な目で確かめておくことは、
転職に当たっても、相談する上で大切なポイントになると思います。

ここでは、
一例として、新人看護師能力評価(入職時、2ヶ月、6ヶ月)のあるリストに基づいて
考えてみたチェック項目を (※手術場や産婦人科、耳鼻科、眼科、泌尿器科など、
特徴のある科の個別的なこと以外で、大まかに) 挙げてみますので、
参考にしてみてください。

 評価: できない→指導してもらえばできる→少し不安がある→できる→自信を持ってできる


<生活の援助>

1.患者様の状態に応じたリネン交換、環境整備ができる。
2.患者様の状態に応じた更衣ができ、安全安楽な体位変換ができる。
3.患者様の状態に合わせた保清ができる。
4.プライバシーを守り、状態に合わせた排泄の介助ができる。
5.患者様の状態に合わせた食事の介助ができる。
6.患者様の状態に応じた口腔ケアができる。

<バイタルサインの測定>

1.体温、脈拍測定ができ、異常値が報告できる。
2.血圧測定ができ、異常値が報告できる。
3.呼吸状態を観察、測定し、異常時報告ができる。

<検査>

1.酸素飽和度(SaO2)の測定ができ、異常値を報告できる。
2.心電図がとれる。(12誘導)
3.血糖値測定ができる。
4.尿テステープ測定ができる。

<看護処置>

1.点眼ができる。(異常時の報告ができる)
2.湿布処置ができる。(異常時の報告ができる)
3.軟膏処置ができる。(異常時の報告ができる)
4.グリセリン浣腸ができる。
5.摘便ができる。
6.導尿ができる。(男・女)
7.バルンカテーテル留置、交換ができる。
8.膀胱洗浄が正しくできる。
9.吸引(口腔・気管)ができる。
10.酸素吸入、パイピング操作ができる。
11.ネブライザー吸入ができる。
12.気管カニューレ交換ができる。
13.胃管カテーテルの挿入ができ、空気音の確認ができる。
14.罨法(冷・温)が安全にできる。
15.経鼻経管栄養が正しくできる。
16.胃瘻よりの栄養が正しくできる。
17.人工肛門の手当てができる。
18.死後の処置ができ、死亡退院まで対応ができる。


<診療介助>

1.IVH留置介助ができる。
2.縫合処置の介助ができる。
3.鉗子等の清潔操作ができる。
4.褥瘡処置ができる。
5.皮下注射が正しい部位にできる。
6.皮内注射が正しい部位にできる。
7.筋肉注射が正しい部位にできる。
8.薬液をアンプル内から清潔操作で注射器に吸うことができる。
9.点滴ボトルの中に薬剤を清潔操作で混入でき、点滴セットが準備できる。
10.静脈より採血ができ、検査目的に応じたスピッツに入れることができる。
11.静脈注射・点滴注射が、医師の指示のもとに正しくできる。


<救急対応>

1.心肺蘇生の必要な状態が察知できる。
2.気道確保の姿勢がとれる。
3.気道内異物の除去ができる。
4.エアウェイを正しく挿入できる。
5.心臓マッサージが的確にできる。
6.気管内挿管の介助ができる。
7.適切な酸素の供給ができる。
8.必要時、人工呼吸器の準備ができる。
9.輸液ポンプの取り扱いができる。
10.医師への報告が的確にできる。
11.家族への重症通知時の連絡がとれる。


<与薬>

1.処方と照合して、正しく与薬する事ができる。
2.坐薬が挿入できる。
3.貼付薬が正しく使用できる。
4.水薬を正しく与薬することができる。
5.薬剤の作用・副作用を理解した上で、観察・報告ができる。


<安全・安楽>

1.褥瘡予防について理解し、患者様に合わせた体位の調整やマットの選択ができる。
2.安全な方法で、車椅子移乗ができる。
3.身体拘束の廃止に協力ができ、転倒、転落などの事故防止への協力ができる。


<報告・記録>

1.患者様の異常に気づいたとき、的確に、リーダー・師長に報告できる。
2.必要時、医師への報告ができる。
3.申し送りが、手早く、確実にできる。
4.基準に沿った記録ができる。


<事務処理>

1.指示受けが正しくできる。
2.薬品請求(処方箋の確認など)が正しくできる。
3.食事伝票が処理できる。
4.外泊・外出の取り扱いができる。
5.入院・退院、転棟などの処理ができる。
6.破損等の届けができる。


<入退院に関すること>

1.入院時のオリエンテーションができる。
2.アセスメントに沿った情報収集ができる。
3.問題点を明らかにし、サービス計画の原案が立てられる。
4.退院サマリーが記載できる。
5.必要時、退院時指導やしおりなどの作成ができる。
6.退院時、持参薬や書類の処理ができる。


<チームへの参加>

1.毎日のカンファレンスで情報収集をし、意見を述べることができる。
2.他職種とのカンファレンスに参加し、担当者として意見を述べることができる。
3.各種委員会、看護研究等へ、積極的に参加できる。
4.業務改善に参加することができる。


<医療従事者として>

1.病院の組織がわかる。
2.チームの一員として行動できる。
3.清潔な身だしなみを整えられる。
4.正しい言葉遣いができる。
5.研修に積極的に参加できる。
6.院内感染対策を理解し、実践できる。
7.医療安全対策を理解し、事故予防に努める。
  万が一の場合の報告、対処に努力することができる。


    (※ すべてではありませんが、参考になる部分があれば幸いです。)

2006年07月14日 11:42